sol. 2号室.

中国ドラマの感想を主に書いていきたいと思います。 1号室もあります。1号室は、映画の感想です。 https://ichi-110219.hatenablog.com/

蝶の夢 〜ロマンスは唇から〜.........2022

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また、先に書きます。

 

おもしろい!!

 

 

 

このドラマも、俳優、女優さん、

綺麗、カッコいい、かわいい、揃いです。

見ていて、綺麗です。

 

特に、

主役ふたりを囲んでいる人たちが、

やはりねー、

それぞれにキャラクターがキチンとしてて

綺麗、カッコイイ、なのですねー。

 

特に、

シャオヌアンの

同室の友達、マネージャー。

かっわいい!カッコいい!!

あれは、惚れますって!!

 

 

 

ストーリーの大筋は、

シャオヌアンのシンデレラストーリー。

 

 お昼12時のシンデレラ パターンですか。

 

ですが、家柄とか格差は、あまり描かれてません。

あ、サブラインで、家柄、言ってましたか。

ま、実際は、家柄違うと大変ですわねー。。。

お母さまが、おっしゃるとおりです。

 

 

 

映画配給、制作、

大手プロダクション、なのかなーー。

社長。イエフェイモー。

女優のタマゴのシャオヌアン。

ふたりの恋のおはなし。

 

その業界の人たちが作っている

業界舞台の話。

 

女優間の上下が、出てきたり。

おそらく、ドラマに出てきてるのは

序の口なのでしょうねー。

こんなもん、じゃないよーーねーー。

と、思いました。

 

得意分野のお話かな、と、思いました。

 

 

 

女優たちの控室が

大部屋ひとつしかない。

格上の大女優、ハンフイにみなが譲り、

部屋を出て行く、、。

大部屋を大女優が独り占めする。

あるあるだろうなー、と思います。

まぁ、一般社会でもあるある、ですけどね。

 

 

そして、悪役は、はっきりしてます。

し、わりと手口もはっきりしてますー。

ドロドロとして手の込んだ

八方塞がり、みたいな追い詰め、ではないです。

このあたりの、ワルサ、でいいと思うのです。

 

悪役は、

主役ふたりの、元カレ、元カノ、

元カレの財閥の今カノ、 主に三人です。

かなりの強敵で、諦めません。

で、この三人が、自分の好きな人を取り戻す、

愛を取り戻そう、と策を練ります。

 

このあたりは、

人間の醜悪、嫉妬、ですね。。。

 

嫉妬心はねー、

抑えられない、、、ですね。

わかります、、、、、

 

 

元カノ、ハンフイ。

アメリカで成功し、世界的女優となった。

あんなに綺麗で、本当に綺麗でー、

皆の憧れ、素敵、、、!な彼女が

一転して悪役で、意地の悪い女になる。

 

あんなに優しかった彼が

一転して悪役側に、、、

あの顔ならば、惚れませんね、、、

 

一瞬にして 善→悪役→善→悪役 

の、顔 に変わりますー。

本当、演技力の高さを感じます。

 

 

そう。

これは、女優さんの話でもあるので、

主役の、シャオヌアンにも

高い演技力が求められているのですが!

彼女がシンデレラのごとく

彼女がステップアップしていく、

変わっていく、、、が、

普通ーに演じているー。

普通の女の子、女優のたまご、新人女優、

と、変わっていくのですが、

ちゃんと変わっていっています。

一話の彼女から、どんどん変わっていきますー。

ドレス姿の彼女、本当綺麗でしたー。

 

 

 

で、

すぐリタイアタイプの私が、

前のめりで、見た理由。

それは、

主役 ローレンス・ウォン です。

あ!と思いました。

ジャンチェン!!

いえ、フー・イーティエン、

似てる!!

あ、逆ですね。

ジャンチェンが、ローレンス・ウォン に

似ているのですねー。

あ、それも違うな。笑っ。

私、わかりました、

私、ジャンチェン(違うぅーー)の顔が

好きなのですねーー。

 

 

 

おはなし、ですが、

やっぱり、ゆっくりですねー。

感覚的には、ひとつのエピソードに一話、二話、

かなー、な感じがします。

 

急激に、パン!とココロを揺さぶられることは

ないんだけどー、

ゆっくりーと、ココ!という山場のシーンに

もっていくから、気持ちがわかるのですね、

そう、大げさでなくとも、伝わるーー。

 

 

 

そして

終盤、かなり泣かされます、、、、、

辛い話が、2話ほど、じっくり続きます。

 

 

 

 

そのあと、、、

ついに、

悪者だった人たちが、改心していきます。

 

お金(地位) と 愛

お金を取った二人が、

お金を取って、愛を捨てたのだから、

愛は、戻ってこない、と

やっとわかります。

愛を捨てたことで、

捨てられた人は、ひどく傷ついた、と

やっとわかりますーー。

ふたつは、

得られない、のですね。

 

また、

お金をカサにしても

愛は得られない、のですね。

財閥の今カノは、お金と地位を彼に与えましたが

彼の愛を得ることは、できませんでした。

 

 

 

 

 

 

オープニング、エンディングで、

ほぼネタバレです。

 

なので、

なるべく見ないよう、見ないようにしていました。

 

 

 

 

 

フェイモーが学生時代、

海で溺れて、

女性に助けられます。

ぼんやりと、彼女の顔を覚えています。

肩のところに、蝶のアザが見えました。

初恋です。

 

その初恋の彼女は、

蝶のアザがある ハンフイ だと彼は思います。

 

ハンフイは、女優のたまごでした。

 

二人は付き合いました。

フェイモーは、ハンフイと

結婚まで、考えていたのに、

彼女は、大女優の夢を目指し、

ハリウッドからの誘いを大チャンスと、渡米し、

彼から離れていきました。

蝶が旅立つように。

 

蝶は、旅立つ時は

振り向きません。

 

そして、

二度と戻って来ません、、、、、

 

ハンフイ の蝶の夢は、世界的女優、でした。

 

 

 

 

 

 

初恋を忘れられない、フェイモー。

 

溺れていた自分を助けてくれた彼女。

 

その彼女は、ハンフイだと思うフェイモー。

だから、辛い。

だけど、どこからか、

彼女は違うのかも??と気づいたのかも。

どちらにしても、

辛すぎるから、考えないようにして、

ココロを氷のように冷たく凍らせ

ココロを閉ざす。

 

 

ある日、

フェイモーは、自分の会社で

ハンフイの若い頃にそっくりの

女優のたまご、シャオヌアン と出会う。

その場に、ハンフイの母もいました。

マネージャーもいました。

 あ!若い頃のハンフイに似ている。

 

その日の夜、

日本料理店で、フェイモーは、

また、シャオヌアンと出会います。

シャオヌアンは、泥酔していて、

フェイモーを捨てられた元カレと間違え、

フェイモーにキスをします。

 

フェイモー。

この唇の感覚は、、、、、

溺れてたときの、、、、、、!!!

助けてくれた、彼女だ!!!

と、確信します。

 

けれど、、、

シャオヌアンには、

あの蝶のアザはありませんでした。

 

 

フェイモーの初恋の彼女は、

シャオヌアン、と、見ている側は、

もうわかっているのです。

が、あれ??

なんでアザがない??

けれど、

シャオヌアンが、初恋の彼女です。

 

アザのことは謎として。

フェイモー!

シャオヌアンが初恋の人だよー、

という、じれきゅんが、

ラストまで、続くわけです!!!!!

 

この、本筋が

ネタバレしていても

おもしろい、というのは、

中国ドラマ、台湾ドラマ、の不思議ですねー。

 

 

 

 

 

 

 

終盤。

 

ハンフイは、

フェイモーを取り戻したい。

だけど、どうしても振り向いてくれない。

 

 

元カノ、ハンフイは、大きな勝負に出ます。

 

シャオヌァンは、

私、ハンフイの若い頃に似ている。

だから、フェイモーは、

あなたのことが好きなのよ。

あなたは、私の身代わりなのよ。

 

と。

ハンフイにとって

そんな、自分にとって都合のよいところを

映画の脚本にしてもらい

シャオヌアンとW主演で演じる。

シャオヌアンが演技に没頭し、

現実なのか、映画なのか、、、混沌とさせ、

シャオヌァンを追い込む。

 (この心理状態の描写は業界ならでは、ですね)

 

 

フェイモーにとって、

あなたは、私、ハンフイの身代わりなのよ。と。

 

 

 

見ている側も辛い。

 

シャオヌアンが傷ついていく。

けれど、

シャオヌアンは、

最悪な精神状態でも、

女優魂で、この役を演じきりました。

 

 

 

 

私、この映画のシーンいる?

と、思って見ていました。

 

シャオヌアンが、

元カノに似ていると

まわりの皆が気づていたけど。

だから?

それ蒸し返す、かなー、、、、と。

 

ハンフイの身代わりが、シャオヌアンだと

皆が思ってもしかたない、

の、ですがー、、、、

ですが、

シャオヌアンは、唯一無二の人。

 

と、思うのですが、

本当は、スッキリ、はしていません、

見ている側も。

 

 

 

 

 

あ。

 

あ!

 

あ!わかりました!!

 

 

 

 

フェイモーを助けたのは、シャオヌアン。

シャオヌアンに似ていた、ハンフイ。

 

フェイモーは、

ハンフイをシャオヌアンと

間違えた、のです。

 

つまりー、

シャオヌアンが、ハンフイに似ていた

のではなく、

ハンフイが、シャオヌァンに似ていた、のです。

 

ハンフイこそが、

シャオヌアンの身代わり、だったのです。

 

あーあーー!!

 

それを言いたかったのね、

なるほど!

だから、あの映画ーー!

 

 

あ、ああーー!!

 

 

 

 

そして、間違いの元となった、

肩の蝶のアザ。

 

最後の最後にわかります。

 

それは、シャオヌァンが、

ハンフイの蝶のアザの記事の写真を見て、

真似てペイントしたもの、でした。

 

フェイモーは、

ハンフイの蝶のアザ、

シャオヌアンと、同じ記事を見ていました。

だから、なおさら、

自分の見たアザと同じだ、と思ったのです。

 

たしかに。

激似、同じでしょう。

 

 

 

この蝶のアザ、ペイント。

 

 

偶然、ですね。

でも、この偶然にも意味を持たせた。

のかな、と。

 

 

タイトルは、

蝶の夢  です。

中国語と日本の邦題がきちんとあっているかは、

わかりませんが、考えてみました。

 

 

 

この作品の中で映画を撮ります。

題材は、黄梅戯。

 

シャオヌァンの実家は劇場でした。

その劇場で繰り返して演じられていた

演題は、黄梅戯。

シャオヌアンは、

この戯曲が大好きでした。

歌がたくさんあるようです。

花の歌をシャオヌアンは、歌っていました。

花、といえば、、、蝶。

 

シャオヌアンは、よく歌っていました。

 

そして、

そのシーンの綺麗なこと。

歌声が綺麗なこと。

 

シャオヌアンが歌うたびに、蝶が、

シャオヌアンのまわりを舞っていた、

の、ですね。

 

 

この演題は、古く、現代では

忘れられそうになっていました。

若い人は、知りません。

 

が、

シャオヌアンと

フェイモーが出会ったことにより、

この作品、黄梅戯を題材とし、

映画となり、

ふたたび、多くの人の目に触れ、

広く知られ、

また、古き良きモノを知り、

また、愛される作品になりました。

 

その美しい作品、美しい場面の中で、

シャオヌアンが歌う、踊る。

その美しい歌、シーンで、ひらひらと蝶が舞う。

     (あ、蝶は、私の妄想です。)

それこそが、

蝶の夢  だったのでは?

 

 

 

 

フェイモーを助けたあの日、

シャオヌァンは、

蝶のペイントを肩にした。

偶然ではなく。

 

 

蝶が、ひらひらと

シャオヌアンの肩に止まった。

 

 

 

蝶が

ふたりを繋いだ。

 

 

 

 

 

 

蝶 の夢、を

シャオヌァン、フェイモーに、

託した。

 

 

 

 

 

 

 

 

のかな、と深読みしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中国作品は、

時に、見た後、考えさせられます。

 

そこもね、好きですね。

 

 

 

 

おもしろかったです。

 

 

 

 

 

 

 

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